地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





「ショックを受けた私は、ご飯も食べずに何日も延々と考えたわ。

どうして私は、陽ちゃんを助けられなかったのか。守れなかったのか。『霊力』が、使えないのか――と。

そうして、私の爆発した感情が最高潮に達した瞬間――私の身体に異変が起きたの」


「異変……?」


「そう。現在『人守り』と呼ばれている力が発現したのよ」


「ッ!」



その言葉に、思わず私は目を大きく見開いた。


だって、それはつまり――



「じゃあ、月代さんは『人守り』の力を持っていた…?」



恐る恐る発したその言葉に、月代さんは笑顔で頷いた。