「ショックを受けた私は、ご飯も食べずに何日も延々と考えたわ。
どうして私は、陽ちゃんを助けられなかったのか。守れなかったのか。『霊力』が、使えないのか――と。
そうして、私の爆発した感情が最高潮に達した瞬間――私の身体に異変が起きたの」
「異変……?」
「そう。現在『人守り』と呼ばれている力が発現したのよ」
「ッ!」
その言葉に、思わず私は目を大きく見開いた。
だって、それはつまり――
「じゃあ、月代さんは『人守り』の力を持っていた…?」
恐る恐る発したその言葉に、月代さんは笑顔で頷いた。
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