地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





『あぁ……ダメだな』



やっぱり、死ぬもんじゃないな。


手遅れになって、手に入らなくなった今になって…皆の温もりが、笑顔が、恋しくてたまらない。



「あは、やだな…。こんなに未練タラタラだったら、地縛霊になっちゃうよぅ……」



目から零れ出す涙を拭いながら、無理矢理に笑ってみせる。


すると。



「――っ、なにを勘違いしてんだよ!やっぱ神無は馬鹿だな!!」



そんな言葉と共に、樹が私の頭をグシャグシャと乱暴に撫でた。


そして



「ったく、勝手に考えて勘違いしてるんじゃねぇよ!

…言っとくけど、お前はまだ死んだ訳じゃねえからな!?」



その言葉に、思わず顔を上げて目を丸くした。