それぞれ藍色と藤色の着物を着た、美しい二十代前半の女性達。
その顔立ちは二人共よく似ていて、まるで……
「むぅ……双子?」
小さく呟くと、二人の美女は「よくできました」と言いながら鮮やかに笑った。
その笑顔に思わずぽわん…となった私は
「私の名前は鬼頭 陽子よ」
「私の名前は鬼頭 月代」
その名前に、思わず目を見開いた。
だって…その名前は……!
「くすっ。驚いてるわね?
…貴女が考えている通りよ。私は、かつて【鬼巫女】と呼ばれていた人間」
「そして私は、【忌み子】と呼ばれていました」
――数百年前の記録に記されていた、私と芽有と同じ存在。
「ほ…ほぇぇええええ!?」
度肝を抜かれた私は、大声で思いっきり叫んでしまった。

