「必滅の風の刃よ。彼の者を貫き、壊したまえ」 唇からこぼれ落ちる『言霊』。 それに反応した私の『霊力』が、一度だけ大きくうねり――… 「――――――破砕っ!!」 そのまま、おじいちゃんの方へと向かった。 「―――チィッ!」 おじいちゃんは、なんとか私の霊力から逃れようともがくけれど…龍真に押さえ込まれ、思うように動けない。 そして数瞬後―― バシィッ! という音と共に、私の『霊力』を込めた風がおじいちゃんを直撃。 そのまま――おじいちゃんの体内にある霊力を吸収し始めた。