思わず首を傾げると、それに気付いたお姉が口を開いた。 「私…封印が解けるまでは『鬼』を『嗅覚』で感知してたんだよ?『視』れた事なんて一度も無かったよぅ……」 深紅の瞳を細め、苦笑するお姉。 けれど…霊力の3分の1はすでに黒く染まっており、その表情はとても苦しそうだった。 そして、私は。 「う、…そ……」 今まで信じていた情報を覆され、ひどく混乱した。