「お前は…自分のいいように芽有を利用していただけだ」 放出したそばからお姉の方に吸い込まれていく、お兄の霊力。 かなりの勢いで生命力が削れているだろうに、お兄は全く気にせずおじいちゃんを正面から睨みつけると 「『鬼』が見えてる時点で、芽有は【忌み子】なんかじゃない。 少しでも霊力を持っている人間にしか、『鬼』は知覚できないんだからなッ!」 叩き付けるように言い切った。 そして、予想外のその言葉に――私は絶句する。