――…それ以来、おじいちゃんは変わってしまった。 「………ふぅ」 回想を終えた私はふと顔を上げ、お姉の方を見た。 坂下君に抱き上げられている彼女のそれは、悲しみを湛えた ―――深紅の瞳。 おじいちゃんとも私とも違う、深い深い【鬼】の色。 『そういえば……』 結局、神無を始めて見たのはついこの間――霊樹の近くで【鬼】を操る時だった。