驚いてそちらを見ると、そこには 『芽有!!こっちじゃ!!』 赤く光る石を持ち 『鬼』の一部に大きな穴を作ったらしいおじいちゃんが こちらに手を差し延べていた。 それを見た私は、立ち上がって走りだそうとするけれど 『あ…あれ?』 ――足はただ、震えるだけ。 『鬼』に対する恐怖からか足に力が入らず、立ち上がる事ができなくなっていた。