次の瞬間、私は
『お…
おじいちゃぁぁぁぁあああん!!』
泣きながら『鬼』に背を向け、家の方へ向けて再び全力で走り始めた。
涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら、地面を力いっぱい蹴り飛ばし、走る。
けれど……その時、気付いてしまった。
『なんで…やだ、やだ、やだぁ!!』
さっきの『鬼』が、一定の距離を置いて私についてきている事を。
『おじいちゃっ…じーちゃぁぁああああんっ!!』
半狂乱で泣き叫びながら、一生懸命おじいちゃんを呼んだ…その瞬間。
『芽有ッ!!』
さっきより厳しいおじいちゃんの声が、私の耳に届いた。

