地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





次の瞬間、私は



『お…

おじいちゃぁぁぁぁあああん!!』



泣きながら『鬼』に背を向け、家の方へ向けて再び全力で走り始めた。


涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら、地面を力いっぱい蹴り飛ばし、走る。


けれど……その時、気付いてしまった。



『なんで…やだ、やだ、やだぁ!!』



さっきの『鬼』が、一定の距離を置いて私についてきている事を。



『おじいちゃっ…じーちゃぁぁああああんっ!!』



半狂乱で泣き叫びながら、一生懸命おじいちゃんを呼んだ…その瞬間。



『芽有ッ!!』



さっきより厳しいおじいちゃんの声が、私の耳に届いた。