地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





人の中にある負の感情が集まってできたもの――『鬼』。


私とおじいちゃんは何故か、生まれつきそれを視る事ができた。


……けれど、私は『それだけ』。


鬼を視る事はできるけど、その『鬼』を退治する事ができなかった。


――…今までなら、良かった。


見た事があった『鬼』は、大きくても両手に乗るくらいのサイズで。



『鬼というのは、確かに人の迷惑になる事もある。

……けれど芽有よ、よく覚えておきなさい。
迷惑をかけて皆を困らせるのは、本当に大きな鬼だけじゃ。

小さな鬼は、人の心を成長させる大事な役割も果たすんじゃよ』



おじいちゃんもそう言ってたから…普段は『鬼』を見ても、何も思わなかった。


なのに。