『ユウヤと、カンナ――?』 今まで、一度も聞いた事の無い名前。 だけど母さんはその名前を、私を含め『自分の子供』だと言った。 ……それは、つまり。 『私、の、きょうだい……?』 思いも寄らなかった事実を突き付けられ、私は目の前が真っ暗になるのを感じた。 全身から力を抜いてその場に座り込めば、ヒンヤリとした土と石の感覚が足に広がる。 その感覚が、逆に今のこの瞬間を夢じゃないと教えてくれて。