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しばらく聞いていて分かったのは、話題の中心が私だということ。
そして、聞き始めてからずっと――父さんと母さんが、おじいちゃんと怒鳴り合っていることだった。
『……なんでだろう』
どうやらおじいちゃん達は、私をどちらが引き取るかで言い争ってるみたい。
聞こえてくる内容から、おじいちゃんも父さんも母さんも、私のことを必要としてくれてるみたいだけど。
(……だからって、私のいない所で勝手に決めようとするなんてヒドイよ!!)
まだ10歳だけど…私だって、一人の人間。
自分の意見くらいあるんだから!!
そう考えた私が、潜んでいた死角から飛び出そうとした直後
『芽有だって――裕也や神無と同じように、私の娘なのよ!?』
『―――…ッ』
聞こえてきたお母さんの声に、思わず体の動きを止めた。

