地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





――――――

――――

――



しばらく聞いていて分かったのは、話題の中心が私だということ。


そして、聞き始めてからずっと――父さんと母さんが、おじいちゃんと怒鳴り合っていることだった。



『……なんでだろう』



どうやらおじいちゃん達は、私をどちらが引き取るかで言い争ってるみたい。


聞こえてくる内容から、おじいちゃんも父さんも母さんも、私のことを必要としてくれてるみたいだけど。



(……だからって、私のいない所で勝手に決めようとするなんてヒドイよ!!)



まだ10歳だけど…私だって、一人の人間。


自分の意見くらいあるんだから!!


そう考えた私が、潜んでいた死角から飛び出そうとした直後



『芽有だって――裕也や神無と同じように、私の娘なのよ!?』


『―――…ッ』



聞こえてきたお母さんの声に、思わず体の動きを止めた。