――けれど。
『うー…まだかなぁ……』
数分後、すぐに一人遊びに飽きた私は、そわそわしながら家の敷地を歩き回っていた。
敷地内にはちょっとした山や地下室なんかもあって、いつもなら飽きる事すら珍しいんだけど……
[このあと、父さんと母さんと遊べるんだっ!!]
嬉しいなぁ、早く来ないかなぁ…なんて思っていたら、なんだか時間がいつもより長く感じられて。
『……様子、見に行っちゃおっ』
とうとうこらえきれなくなった私は、居間の窓が庭に面していたのを思い出すと、そちらへと向かって走り出した。
そして、すぐに庭へたどり着いた私は、居間から死角になっている窓の下に身を潜ませると
『なんか私、スパイみたい!!』
なんて、一人ではしゃぎながら耳を澄まし――
――そして、その時の行動を
私は一生、後悔する事になる。

