地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





でも、



『ごめんな、芽有……』


『…寂しい思い、させちゃってごめんね……!!』



会った直後。


私を抱きしめながら言った二人の声が、少し震えていたから。



(私が嫌いだから、私をおじいちゃんに預けた…ってわけじゃないんだ)


(……何か事情があるのかも)



そう考えた私は、



『うぅん。ちょっと寂しいけど…おじいちゃんと一緒だから大丈夫だよっ!!』



と言って笑ってみせたんだ。


それに、その時は――父さんと母さんに会えた事が、ただ嬉しくて。


普段抱えていた悲しみや切なさなんて、綺麗サッパリ消えていたんだ。