「……裕也よ。わしが神無に、そして芽有に何をしたのか…知りたいか?」
「……あぁ。それから、神無の今の状況も説明しろ」
「勿論じゃよ。…では、どこから話そうか……」
おじいちゃんが、私とお姉について簡単に説明し始める時――
私は、お姉の方を見つめていた。
「……お姉………」
――怒りと共に大量に放出されたお兄の霊力。
それを一気に吸収したらしいお姉は、少し苦しそうな顔をしていた。
坂下君と、ポニーテールの少女―琥珀だったはず―は、お姉の顔を心配そうに覗き込んでいる。
蓮さんは、お兄と一緒におじいちゃんの話を熱心に聞いていた。
「…………」
自分が誰の視線も集めていない事を確認した私は、小さな頃に会った父さんと母さんについて思い出し始めた。
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