「あぁ、そうじゃ」 「じゃあ、今まで芽有の事を育ててくれたのも……」 「うむ」 「そうか…なら、芽有との関係もこれで分かったわけだ」 妙に納得した風のお兄は、一つ頷くと私の方へ一瞬だけ視線を向けた。 そして、直後――… 「それなら… 何故、俺の妹達をこんな目に遭わせたァ!!!!」 地下室に響き渡る程の怒鳴り声と、恐ろしい程の勢いで膨れ上がった霊力に、体をすくませた。 その姿を見て、思わず思い出したのは 「父、さん……」 今はもういない、父さんの姿。