バタン!!という大きな音と共に現れたのは、 「ここだよ!!」 切羽詰まった声で勢い良く扉を開き、部屋の中へ踏み込む ――芽有。 「神無!?大丈夫かッ!!」 驚いた顔で私を見つめる ――兄ちゃん。 「神無さん!?」 「神無ちゃんっ大丈夫!?」 それぞれ短剣を手に持ち、青い顔でこちらを見つめる ――蓮さんと琥珀ちゃん。 そして、 「神無ぁぁぁあああっ!!」 皆の前では仏頂面だけど、本当は優しくて。 真っ青な顔をした私と目が合った瞬間、脇目も振らずこちらへ走り寄ってきた ――龍真。