「じゃあ、あの時だけ【鬼】が喋ってたのは……」
「恐らく、芽有の心の声が【鬼】を通して聞こえていたんじゃろうな」
そうだったんだ……。
って、
「……ん?」
そこで、私は違和感を覚えた。
……思い出したのは、体育祭より少し前の、初めて【鬼】になった人と会った時のこと。
あの時確かに、芽有は『鬼狩り』の力を使ってなかった。
なのに、【鬼】は私だけを狙って攻撃してきた……?
その疑問について話すと、おじいちゃんはしばらく唸った後
「……おそらく、その時点ですでに【鬼巫女】の封印が解けかけていたんじゃろう。
元々、神無が『霊力』を取り戻した時……同時に封印が解けるはずだったからの」
そう言葉を紡いだ。
そして、
「しかし、神無は罪な存在じゃのぅ……」
笑いながら、私にそう声をかけた。
そして

