地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「じゃあ、あの時だけ【鬼】が喋ってたのは……」

「恐らく、芽有の心の声が【鬼】を通して聞こえていたんじゃろうな」


そうだったんだ……。

って、


「……ん?」


そこで、私は違和感を覚えた。

……思い出したのは、体育祭より少し前の、初めて【鬼】になった人と会った時のこと。

あの時確かに、芽有は『鬼狩り』の力を使ってなかった。

なのに、【鬼】は私だけを狙って攻撃してきた……?


その疑問について話すと、おじいちゃんはしばらく唸った後


「……おそらく、その時点ですでに【鬼巫女】の封印が解けかけていたんじゃろう。

元々、神無が『霊力』を取り戻した時……同時に封印が解けるはずだったからの」


そう言葉を紡いだ。

そして、


「しかし、神無は罪な存在じゃのぅ……」


笑いながら、私にそう声をかけた。

そして