その後について、おじいちゃんの話をまとめると…。
まず、目が覚めてからの私は霊力が強くなった。
でも、当時の私は霊力の抑え方を覚えていなかったから、おじいちゃんが使役していた『鬼』は私に近付こうとするたび……どころか、私の町に入ろうとするだけで『狩られ』たんだとか。
どうやって病院から連れ去ろうかと考えていたら、その間に私が退院。
そのあとすぐ、私は『人守り』の一族の元へ旅立ってしまった。
『人守り』の霊力に普通の『鬼』は太刀打ちできないから、おじいちゃんは仕方なく自分の【核】を鬼に埋め込んで、『鬼』を強化した。
この強化された『鬼』こそが、『鬼狩り』の霊力が通じない【鬼】の正体。
この夏に『霊樹』が倒れることを知っていたおじいちゃんは、芽有を先に片桐家の近くに潜伏させ、霊力でできた【念話】の糸で【鬼】を操らせていた、と。

