「…………ッ」
「色々な方法を試した結果有効だったのは、芽有をいまの神無のように縛り上げて
幾度となく殴りつける事だった。
最初は悲鳴を上げて許しを請うていたが、次第に泣き叫ぶのもやめてのぅ。
そうして、『負』の感情で心の中がいっぱいになった時……やっと芽有の体は【核】が入るようになったよ」
「な、………っにそれ!?」
信じがたい話に、私は思わず目を見開いて声を荒げた。
けど、おじいちゃんはお構いなしに話しを続ける。
「…それがちょうど、今年の夏の頃じゃったな。
早速、芽有を神無の学校へ転校させようとしたのじゃが……すぐに夏休みに入るからと学校側に止められたのを覚えとるよ」
「……夏休み少し前、って…」
覚えてる。
…というか、忘れるはずが無い。
それは……私の町に、『鬼』が大量発生し始めた頃だ!!
最終的には、瑠美の彼氏の愁君が5段階目の鬼になっちゃって、
と……そこまで考えて。
「……まさか」
頭の中に、嫌な予感が過ぎった。

