地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「…………ッ」

「色々な方法を試した結果有効だったのは、芽有をいまの神無のように縛り上げて


幾度となく殴りつける事だった。


最初は悲鳴を上げて許しを請うていたが、次第に泣き叫ぶのもやめてのぅ。
そうして、『負』の感情で心の中がいっぱいになった時……やっと芽有の体は【核】が入るようになったよ」


「な、………っにそれ!?」


信じがたい話に、私は思わず目を見開いて声を荒げた。

けど、おじいちゃんはお構いなしに話しを続ける。


「…それがちょうど、今年の夏の頃じゃったな。

早速、芽有を神無の学校へ転校させようとしたのじゃが……すぐに夏休みに入るからと学校側に止められたのを覚えとるよ」

「……夏休み少し前、って…」


覚えてる。

…というか、忘れるはずが無い。



それは……私の町に、『鬼』が大量発生し始めた頃だ!!



最終的には、瑠美の彼氏の愁君が5段階目の鬼になっちゃって、

と……そこまで考えて。


「……まさか」



頭の中に、嫌な予感が過ぎった。