「最終的にわしは、神無を誘拐しようと考えた。……しかし、そう簡単に誘拐が成立するとは思えない。
そこでわしは、芽有を利用する事にした。
本当の双子なのじゃ、打ち解けたフリをして神無を油断させ、家へ連れて帰るのは簡単だと思ったが……一つ、厄介な問題があった。
それは、芽有が【忌み子】であるという事じゃ」
「…………………」
「もしも計画が成功して、神無が手に入ったとしても、芽有が傍にいる事によってその能力が十分に発揮できないかもしれん。
遥か昔、【忌み子】が【鬼巫女】の力を止めたように。
だからわしは、芽有にわしの【核】を入れて【忌み子】の力自体を消そうと試みた」

