地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




そう。

父さんは、『鬼』に触る事ができる人だった。

……だけど、それだけ。

『視』える訳じゃなかった父さんは、よく『鬼』に躓いて転んでたんだよね。


「…………………」


当時の情景を思い出して、懐かしい気持ちになった私は


「そう。わしはソレを利用した」


おじいちゃんのその一言で、一気に現実へと引き戻された。


「『触覚』というのはな、神無。実は副次的な効果でしかないのじゃよ」

「………え?」


それは、どういう……