地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




生と死の狭間で見せてもらった、あの光景は――…


「そ、それは、無い」

「……ほぅ?」


ガチガチと鳴る歯を無視して、私は自分の記憶を反芻しながらおじいちゃんの瞳を見据えた。

一見穏やかそうに見えるその瞳の奥は、闇で淀んでいた。

まるで、『五段階目』のように。



「だ、だって、父さんと母さんは事故で……」

「あぁ、そうだのぉ」

「なら……!!」

「そして、その事故を引き起こしたのがワシなのじゃよ」

「………………ッ!?」


私は思わず、言葉を失った。

だって、そんなの……