地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




『そう――それでいい』


わしは、予想通りの神無の反応に内心でほくそ笑んだ。

感情が安定していればいるほど、全てを知った時の絶望は大きくなる。

だから――…


「そして3年の月日が経ち、わしは【忌み子】である芽有を預かる事となった。

……しかし、わしが本当に欲しかったのは神無、お前じゃった」


さぁ、神無


「だからわしは、お前を手に入れるために策を練り、力を高め、」


わしの物になるために






















「お前の両親を殺した」



――…壊れてしまうがいい