地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




『霊力』が自分に何も影響を出さないと知っていた月代は

そう言うと、吸い込まれ続ける大人の霊力と、陽子との間に飛び込んだ。


つまり、自分の体を『絶縁体』として使ったのだ。


『………っ!!』


その途端、月代によって力を遮られた陽子は地面へと倒れ込み。


そして


『こ、この、化け物……っ!!』


力から逃れる事が出きた大人は、そう吐き捨てるなり急いでその場を駆け去った。