『霊力』が自分に何も影響を出さないと知っていた月代は そう言うと、吸い込まれ続ける大人の霊力と、陽子との間に飛び込んだ。 つまり、自分の体を『絶縁体』として使ったのだ。 『………っ!!』 その途端、月代によって力を遮られた陽子は地面へと倒れ込み。 そして 『こ、この、化け物……っ!!』 力から逃れる事が出きた大人は、そう吐き捨てるなり急いでその場を駆け去った。