――あれは確か、二週間前。 お風呂場で芽有と鉢合わせた時、私が見た物は――… …――コンタクトの、ケースだった。 「――――っ!!」 「……気付いた、かなぁ?」 嫌な想像をした、その途端…芽有はそう呟いて笑みを深めた。 私は、その言葉に何も返さず……ただ無言で、思考を巡らせる。