『……お姉?私達は、言うなれば自分で力を制御できる『5段階目』の人間なんだよ。 …その力を代々受け継いで、代々制御してる特別な人間。 ……だからこそ『鬼狩り』の一族なんだよ?』 ……それは以前聞いた、芽有自身の言葉。 それなら芽有は、たとえ【核】を使って操られそうになっても自我を保っていられる事になる。 それに、私は芽有の前で何回も【核】を作ったけど……芽有にも私にも、特に影響は無かった訳だし。 『なんか、ひっかかる……』 そう思った私の脳裏に、閃いたのは、ついこの間の映像。