「な……!?」 その『目』の色に驚いた私は、思わず息を呑んで…… 「……ふふ、驚いた?ずっと気付かなかったでしょう」 皮肉げに放たれたその言葉に……思わず眉を寄せた。 ――だってそれは、今まで見てきた【鬼】の行動で考えれば 明らかに異質なものだったから。