と、いうか… 「え、っと………?」 どうしてこんな所で、こんな状態になってるの…? 「…………むぅ?」 ズキズキと痛みを発するこめかみを気にしながら、私は自分の記憶を探って――… 龍真が怪我をした事、 罪悪感に潰されそうになった私が一方的に別れを告げた事、 走って校門から飛び出した瞬間、突然後ろから殴られた事――… …――全て思い出した。