「…………え?」 予想外の事を言われ、目を見開いて龍真が硬直する。 そして、その隙に――… 「―――っごめん!!」 私は深く頭を下げると、捻挫しているのにも関わらず保健室から走り去った。 『これで良かったんだ…これで』 必死で自分に言い聞かせるけど、……溢れる涙は止まらない。