それと同時に、私の背筋がゾクッ……と反応する。 ――なんか、嫌な予感。 「……お、おぉ。いいぞ?」 そして…先生の了承と共に、迷いなく歩き出した転校生は。 ……そのまま、真っ直ぐ私の席にやって来ると。 「……お姉っ!!」 ――ほら、やっぱりぃ〜!! 半泣きになってる私に、満面の笑みで声をかけてきた。 ……予想外の展開に、教室の中が水を打ったように静まる。 そんな中、 「……っわ、私には妹なんていませんっ!!」 私は、思わず反論した。