「………っ、ぐすっ…」 「神無……」 「ご、ごめ、なさ……っ」 「もう大丈夫。大丈夫だから…」 薬品の臭いが漂う保健室。 足を捻挫した私は、肩を刺された龍真をここに連れてくるまでも、 ……連れて来た後も、 ずっと泣き崩れていた。