……男の体から力が抜けて、龍真の上に倒れ込む。 残ったのは、全てを呆然と眺めていた私と――… 「くそっ…い、てぇ……!!」 制服の肩口を自身の血で真っ赤に染め上げた、龍真のみ。 「……い、 いやぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 現実味のない、 信じたくない光景に…… 私の悲鳴が、響き渡った。