『あ、あぅ……!?』 まるで、鏡の向こうからもう一人の自分が出て来たような感覚。 声も、私と似てるし……。 「もっ……もしや、ドッペルゲンガー!?」 なんて、思わず狼狽してしまう。 けど、そんな私の反応に気付かない先生が、うるさいクラスの音頭を取ろうとして…… 「えー、名前は…「先生っ!!」」 その瞬間。 転校生が、先生の声を遮った。 「……な、なんだ?」 「私の双子の姉も、一緒に紹介したいんですけど…構いませんか?」 戸惑う先生に、キラッキラの笑顔を先生に向ける転校生。