「あっぶなー…!!」 銀色の光の正体は、包丁。 それを私に向けたのは、赤い瞳の――…同級生の女子。 エプロンを着けてるから…多分、どこかの屋台で働いているとこを【鬼】にされたんだ。 「やめてやめてやめて………」 感情の抜け落ちた表情と声で、それだけを呟き続けている…。