地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「うー…ん。他に何がある?」

「生ジュース売ってる屋台あるみたいだけど」

「むぅ…でもご飯前だしなぁ…」

「だよなぁ……」


そんな他愛のない話をしながら、当てもなく歩き始めたその時……


「………ッ!!」


私の中に眠る『鬼狩り』の血が、大きな【鬼】の力を感知した。