「うー…ん。他に何がある?」 「生ジュース売ってる屋台あるみたいだけど」 「むぅ…でもご飯前だしなぁ…」 「だよなぁ……」 そんな他愛のない話をしながら、当てもなく歩き始めたその時…… 「………ッ!!」 私の中に眠る『鬼狩り』の血が、大きな【鬼】の力を感知した。