「瑠美、その銃どうしたの?」 「んー?近所に虎谷リョウって名前の幼なじみがいてさ。そいつにエアガン貸してもらった」 そう言って得意げに笑う瑠美。 うーん……。美人は何をやっても似合うからすごいなぁ。 なんてノンビリ思ってたら、 『今から、文化祭を始めます』 というアナウンスが、校内に響き渡った。 「………うぁっ」 「よし、頑張るかー!!」 「う、うんっ」 私は一つ頷くと、自分の決めたキャラになるため――目を閉じた。 ――――――――… ―――――――…