――芽有は、 「ぇ、あの…その………」 とっても、困っていた。 顔を伏せて眉を垂らし、――まるで何を言えばいいかわからないような、そんな様子で。 ……そういえば芽有、『忌み子』だったんだよね… ふと、そんな事を思い出す。 ここに来るまでは、『鬼狩り』の力を持たないおじいちゃんの元で育ったらしいけど――… …――もしかしたらそこで、言いたくない程の嫌な事があったのかもしれないなぁ……。 そう思った私は、