優しい温もりに包まれて…安心した私は思わず目を閉じた。 ――でも、 「……ありがと。龍真」 一度胸の中に根付いた、 『私は龍真の隣に居ていいのか』 という不安は……中々消えてくれなくて。 答える声は少し、暗いトーンになってしまった。