拾い上げたそれを逆手で握り直すと、 子供の拳くらいの大きさをした【核】に……突き立てる。 色も違うし、他の【核】と違って短剣でも壊れなかったら…と一瞬思ったけど、それは杞憂だった。 ――――パリン、 という軽い音と共に、輝きを失って真っ二つになる【核】。