「…お、おねぇ?だいじょぶ?」 「……ふぅ。少し痛かった、な」 「あれ…なんで俺……?」 あぅ……ヤバいっ。 芽有や龍真はともかく、クラスの男子も起き始めちゃった……!! 『…早く【核】を壊さなきゃっ』 私は慌てて立ち上がると、口の端に付いていたた涎を拭きつつ 落とした短剣へと近付いた。