地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「…お、おねぇ?だいじょぶ?」

「……ふぅ。少し痛かった、な」

「あれ…なんで俺……?」


あぅ……ヤバいっ。

芽有や龍真はともかく、クラスの男子も起き始めちゃった……!!

『…早く【核】を壊さなきゃっ』

私は慌てて立ち上がると、口の端に付いていたた涎を拭きつつ

落とした短剣へと近付いた。