「なに…コレ……」 一目見て『これは危ない』と判断した私は、痛みをこらえて意識を集中し――… 黒い霊力だけを集めて、【核】を手の平の上に作った。 「……ふ、ぐぅ……っ」 そして…その黒い霊力が、【核】となって私の霊力の中から消えた瞬間、 先程までの痛みが嘘のように……消失した。 「……え?」 あまりにもアッサリと痛みが引いたので、一瞬驚く。 でも、