地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「なに…コレ……」


一目見て『これは危ない』と判断した私は、痛みをこらえて意識を集中し――…


黒い霊力だけを集めて、【核】を手の平の上に作った。


「……ふ、ぐぅ……っ」


そして…その黒い霊力が、【核】となって私の霊力の中から消えた瞬間、


先程までの痛みが嘘のように……消失した。


「……え?」


あまりにもアッサリと痛みが引いたので、一瞬驚く。

でも、