「……っぐぅ…!!」 焼け付くような痛み。 【死ね死ね死ね死ね死ね……】 【消えろ消えろ消えろ……】 【嫌い嫌い嫌い嫌い……】 頭の中でガンガンと響く、呪詛。 堪え切れなくなった私は、なぜか――… 『鬼狩り』の力を、もう一度発動させていた。 すると、身体の周りをゆったりと巡る私の霊力の中に一本、黒い筋が入っている事に気付く。