地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「……っぐぅ…!!」


焼け付くような痛み。


【死ね死ね死ね死ね死ね……】
【消えろ消えろ消えろ……】
【嫌い嫌い嫌い嫌い……】


頭の中でガンガンと響く、呪詛。

堪え切れなくなった私は、なぜか――…


『鬼狩り』の力を、もう一度発動させていた。


すると、身体の周りをゆったりと巡る私の霊力の中に一本、黒い筋が入っている事に気付く。