「……なに…今の………」 慌てながらも周囲を見回すと、男子3人、芽有、…そして龍真が地面に倒れているだけ。 でも、 『みんな………っ龍真!!』 不可思議な現象に首を傾げるも、今は考えるより先にするべき事がある。 そう思い直した私は、霊力の刃を自分の中に納め、みんなの方へと足を踏み出し――… 「ッ!?」 突如感じた、胸を貫くような痛みに――…思わず膝をついた。