地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




次の瞬間。


――――ごすっ、


という音と共に、私の体へ振動が伝わってきた。


「……っ、ぐぅ…」

「…ぁ、あぁ……っ」


…聞こえてきたのは、苦しそうな呻き声。

……その低い声を、

この安心する匂いを、

私は知っている。


「…………りゅ、うま?」