地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「…はぁ……はぁ………」


3人共、ごめんなさい。

…怪我してたら、後で一生懸命な手当しますから…っ!!

心の中で謝りつつ、私はズボンのポケットから短剣を取り出した。

それを逆手に持ち直しながら、頭突きさせた一人へ近付いて……直後。


「避けてッ!!」


その声と同時、私の右手首に衝撃が走った。