「どうしよう……っ!!」 この前は、全然知らない人だったから……まだ、鳩尾を攻撃する事に躊躇はなかったけど。 今回は違う。 全員、私達の大切なクラスメイトなんだもん……!! 「そんな、攻撃なんて……、」 「お姉、危ないっ!!」 そんな風に動揺していたら、芽有から鋭い声が届いた。 反射的にその場から飛び退くと、1秒前まで私のいたところを拳が通過する。