「大丈夫!?立てるっ!?」 「わ、私は、大丈夫だよ…。全部避けた、から……」 そう私に答えた芽有には、確かに外傷など見当たらなかった。 ……けれど、 ・ 「あの人達、どうしよう……!!」 その表情は険しいまま。 私は、芽有の視線を辿り…… 思わず、息を呑んだ。