そこに着いた時、先に来ていたのだろう芽有は…… すでに万事休すの状態だった。 「芽有ぃっ!!」 「お姉………っ!!」 薄暗い、体育会の裏。 …息を切らして地面にひざまずく妹を見つけた私は、 迷わずそちらへ駆け寄った。