だ、誰か助けてー…っ!! 心の中で念じながら、観客席の方を見てみる。 …と、呑気に笑いながら手を振ってる芽有を発見した。 『め、芽有~…っ!!』 お願い!!私と代わって~!! 必死に必死に思ったその瞬間、 [……神無、ハイ] 龍真に、マイクを握らされた。 ……逃げ場が無いよぅっ!!